お釈迦様が入滅し、北枕で横臥する周りに菩薩や仏弟子だけでなく、天部、大臣、会衆や動物までが取り囲み、嘆き悲しむ情景を描いた図です。
摩耶夫人が天上から降りてくる図が、上部に描かれています。
周りに描かれている木は沙羅双樹です。
木には錫杖と袋が掛けられたています。
摩耶夫人がお釈迦様に天から薬の入った袋を投げたと聞いていたのですが、袋にはお釈迦様が使用した食器が入っているそうです。
江戸時代の掛軸だと思います。運良く当寺で購入することが出来ました。
もう一枚、木版着色の仏涅槃図もあります。
この図は、かなりの数が作られているようです。
上の図より小さいのですが、道益という優れた画家が下絵を描いています。
コメントをお書きください