私が40年前に住職になった頃は土葬です。
各家が葬儀斎場でしたが、御本堂での葬儀もありました。
火葬の時代に一気に進み、公益斎場、葬儀社の斎場での葬儀が当たり前になりました。
しかし、弊害として葬儀費用の高額化となってしまい、中には「250万は普通でしょ」などと言う業者もいました。
7、8年前から試行錯誤し業者を入れ替えて指定業者による、負担が少ない寺院葬を行うようにしました。
ただし、大人数の葬儀は不可能です。35名ぐらいが限度でした。
寺には不便ですが、無料の霊安室もあります。
今回は都下のお婆ちゃんの葬儀です。お爺ちゃんも行っています。
花が好きだったお婆ちゃんのために、いつも以上の花祭壇で行いました。
遠方の葬儀、亡くなった老人ホームもかなり遠方でしたので、いつもよりは経費が掛かっています。
普段は50万円ほどですが、花の追加も入れて約65万円です。
他の葬儀社では、倍と言われるかも知れません。
胡蝶蘭の数を見ても豪華さが分かると思います。
鉢植えも二鉢あるのです。
棺に入れる開いた花は、鉢植えの胡蝶蘭以外全部を棺に入れました。
棺が花いっぱいでした。
鉢植えは都下の自宅まで、葬儀屋さんが運びました。
予算の少ない場合は、追加なしの35万円で行ったこともあります。
他の葬儀社の○○円の見積もりでは、別料金がかなり多くなることがあります。
それだけで良いんですねと言っても、請求は異なることもありました。
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